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 チューブラータイヤ 

チューブラータイヤは、空気入りのタイヤとして最も古い形です。


しかし、その構造に由来する基本性能の高さから、自転車レースの世界ではずっと使用され続けています。



チューブラータイヤは、チューブをタイヤで包みこむように筒状に縫い上げてある構造をしており、断面は円形をしていて、現在一般的に出回っているクリンチャータイヤのようにリムに引っ掛けるビード部は有りません。(図1参照)
専用のリムの断面もタイヤが装着される部分はスムーズな曲面になっています。(図2参照)

図1
チューブラータイヤ チューブラー用リム
図2
クリンチャータイヤ クリンチャー用リム

◆クリンチャータイヤ◆
クリンチャータイヤは、タイヤを空気圧によりリムに引っ掛け固定する構造になっています。
その為、タイヤが変形し過ぎないよう、土台である布状のカーカスのリムに引っ掛けるビード部周辺や、接地面である トレッド部等に補強を施してあり、タイヤがリム引っ掛けるように固定されている影響もあって タイヤ全体が大きく変形することができません。


◆チューブラータイヤの構造と長所◆
チューブラータイヤは、タイヤの土台である布状のカーカスでチューブを包み筒状に縫い上げ、 接地面のトレッド部を貼りつけて作られています。
縫い上げ部分を除けばカーカスが一様な構造になっています。タイヤがリムに貼りついた状態で固定されているので、タイヤ全体がしなやかに大きく変形します。そのため、乗り心地や転がりが優れ、コーナリング時に良く曲がり グリップ感の限界が掴み易い特徴があります。
タイヤだけではなく専用のリムも単純な構造をしているので、同じ強度のタイヤとリムなら、クリン チャータイヤとリムの組み合わせに比べ、軽量になります。
特にカーボン製のリムの場合、クリンチャー用のリム形状とチューブラー用のリム形状では同じ 強度を保つための重量差が大きくなります。

タイヤ自体の基本性能の良さだけでなく、リムを含むホイールの性能の良さも有り、自転車レース の世界、特にトラックレースではほぼ100%、ロードレースではトップクラスのカテゴリーに参戦し ているチームが多数使用しています。一方、一般のユーザーで普段使用している 方はごく少数です。

◆短所◆
チューブラータイヤはその構造上タイヤをリムに固定するために接着材(リムセメント)や専用の両 面テープでタイヤをリムに貼りつけます。
タイヤとリムの固定強度が不足していれば走行中にタイヤが脱落する場合もあります。
クリンチャータイヤを使用する場合は、確実に固定する方法を習得する必要があります。

構造上パンクしても現場では修理ができないので、タイヤ全体を交換することになりますが、確実に固定していなければ、新に装着したタイヤの固定強度を確保することが出来ず、コーナーで速度を落として曲がったりブレーキを強く掛けないようにする等、タイヤが車輪から脱落しないよう注意して走行しなければなりません。

安全に走行するためのタイヤ固定が、個人の技量に左右されたりパンク後の取り扱いの大変さ等から、昨今はメーカーで完成車の標準装備にすることがほとんど無くなりました。また、ユーザーも新たにチューブラー用のホイールを入手し、タイヤの固定作業を習得して、チューブラータイヤを使おうとする 方は少数派になっています。

◆海外で再注目◆
取り扱いの難しさに焦点が集まることの多いチューブラータイヤですが、近年、クリンチャータイヤを ロードレース界に広めたフランスのタイヤメーカー「ミシュラン」は、チューブラータイヤを開発して契約 チームに供給するだけでなく市販も開始しました。
更にカーボンリムの車輪と組み合わせることでホイール全体の性能をより高度なものにできる等、基本性能の高さが見直されてきています。

取扱いが大変なタイヤですが、上述のことさえクリア出来れば、何よりも乗って走った時の反応の良さというのは、チューブラータイヤでしか味わえない独特の魅力です。


チューブラータイヤを初めて使用される場合は、まず必ず専門店にご相談ください。

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June 26, 2012