-- タイヤの空気圧設定 -- [Back to the latest page]
 タイヤの空気圧設定 

スポーツ自転車で走行する時、タイヤの空気圧はどのように設定したら良いのでしょうか。

一部では、「タイヤの空気圧を高く設定した方が、走行抵抗が小さくなり速く走れる」または「特にロードレーサー等の細いタイヤの場合、空気圧不足はタイヤのトラブルが起き易くなるのでトラブルを回避するために空気圧を高くする」等の意見があるかも知れません。


※タイヤに表記されている空気圧の上限まで空気を入れていませんか?※

それでは空気圧は高すぎる場合が殆どです。


◆「空気圧を高く設定した方が、走行抵抗が低くなり速く走れる」か?

確かに空気圧が不足している状態から空気圧を高くしていくと、それに比例するように走行抵抗が小さくなり速く走れるようになります。

しかし、「ある圧力(=適性圧力)」を越えると走行抵抗は実は大きくなって行きます。

タイヤの設置面積が減ることによる走行抵抗の減少は、確かにタイヤの空気圧が高くなることで起きますが、空気圧が一定以上に高くなると今度はタイヤが変形し難くなる為、路面の凹凸を吸収出来ずに反発してしまい、それ故に増加する抵抗が走行抵抗の減少を上回ります。


■適性圧力を設定する
この「ある圧力(=適性圧力)」ですが、タイヤの太さや構造、乗り手の体重等の要因により大きく変わりますから、基本的にはタイヤサイドに表記されている最大空気圧を基にして体重に応じて設定すると探し易いと思います。

以下の画像はタイヤの空気圧表示のサンプルです。
少し見ずらいかも知れませんが参考にして下さい。(クリックで拡大します)


ロードレーサーやクロスバイク等のタイヤの場合、最大空気圧に設定できるのは乗り手の体重が80kg以上の人です。 そこから、体重が10kg軽くなる毎に10%を目安に最大空気圧から差し引いた空気圧に設定しますが、これは、あくまでも目安です。

空気圧をどれだけ下げるとタイヤの変形量がとの程度変わるのかは、タイヤの構造やリムの内幅の影響等により変わりますから、実際に様々な路面状況でこれを基に空気圧の設定を調整しながら、タイヤが一番転がり易い空気圧(=走行抵抗が一番小さくなる空気圧)を探し出していきましょう。

こうして自分の適性空気圧が見つかれば、タイヤが路面の凹凸を吸収してくれるので乗り心地が良くなり、身体へのダメージが減ることも大きなメリットです。


◆「タイヤのトラブルを避けるために空気圧を高くする」か?

ロードレーサーやクロスバイク等の舗装路を快走するように設定されている自転車の場合、前述の「走行抵抗が一番小さくなる空気圧」に設定すれば、ほとんどの路面状況に対応でき、タイヤのトラブルが頻発する事はあまり考えられません。

但し、歩道を走行する割合が高い場合は、車道と歩道の段差を乗り越える際、リム打ちによるパンクの可能性が高まりますから、段差を乗り越える時は速度を落としながらボディアクションを使ってタイヤにかかるショックを少なくしましょう。

また、適切な空気圧を維持するために空気は小まめにいれましょう。
スポーツ自転車には、操作が楽でアダプター無しで空気を入れることのできる圧力計を備えたフロアポンプは必需品です。


豆知識「タイヤについて」には、構造や幅についても書いています。
こちら→豆知識「タイヤについて」




December 04, 2012